Reuters Japan Online Report Business News

英中銀タカ派委員、追加利上げ主張 停止は尚早と指摘

配信日時:2023/02/06 19:38 配信元:REUTERS

[ブダペスト 6日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のマン委員は6日、一段の利上げを支持し、一部委員が主張する利上げ停止は再び利上げが必要になった場合に混乱を招く恐れがあると指摘した。ブダペストでの講演で述べた。

政策委でタカ派の筆頭格であるマン氏は、引き締めを緩めるリスクはそうでない場合を上回ると指摘し「今の道筋を進む必要がある。政策金利の次のステップは、引き下げや据え置きではなく、引き上げというのが私の見解だ」と述べた。

英中銀は先週、政策金利を0.5%ポイント引き上げたが、その際、ディングラ、テンレイロ両委員が据え置きを主張した。

マン氏は、現段階で据え置くという案を批判。引き締め、据え置き、引き締め、緩和という政策対応は説明が難しく、市場を通じて実体経済に波及させづらいと指摘した。

インフレ見通しには上振れリスクがあるとし、「賃金・物価インフレは依然高いため、リスク管理の観点から金融政策はこうした上方バイアスに対抗するものでなくてはならない」と述べた。

ニュースカテゴリ