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午後:債券サマリー 先物は続伸、米英欧中銀の利上げ減速を意識

配信日時:2023/02/03 15:51 配信元:MINKABU
 3日の債券市場で、先物中心限月3月限は3日続伸。米英欧の中央銀行による利上げ減速が意識されるなか、前日の欧米金利が低下した流れを引き継いだ。  米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見でインフレが緩和し始めているとの認識を示したことに続き、2日にはイングランド銀行(中銀)が「世界的にインフレは高止まりしているものの、英国を含め多くの先進国でピークに達した可能性がある」と指摘。また、2日には欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が理事会後の記者会見で、インフレ見通しについて「短期的にバランスが取れてきている」との認識を明らかにした。欧米中銀のハト派観測を背景に、前日の欧米市場では長期金利が低下し、これを手掛かりに東京市場でも債券先物に買いが先行。今晩に米1月雇用統計の発表を控えて午前には上値の重さも感じられたが、「残存期間1年以下」「同1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同10年超25年以下」「同25年超」を対象とする国債買いオペを無難に通過すると買いに弾みがつき、午後には先物が147円27銭まで上伸する場面があった。  先物3月限の終値は前日比36銭高の147円15銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.015%低下の0.480%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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