寄り付き概況

日経平均は156円高でスタート、 リクルートHDやメルカリなどが上昇

配信日時:2023/02/01 09:24 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27483.41;+156.30TOPIX;1984.12;+8.85


[寄り付き概況]

 1日の日経平均は156.30円高の27483.41円と反発して取引を開始した。前日1月31日の米国株式市場は反発。ダウ平均は368.95ドル高の34086.04ドル、ナスダックは190.74ポイント高の11584.55で取引を終了した。10-12月期雇用コスト指数が予想以上に鈍化したため、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化懸念が後退し、買い戻しが先行。自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)や石油会社のエクソンモービル(XOM)の良好な決算を好感した買いも相場を一段と押し上げた。また、長期金利の低下でハイテクも買われ、主要株価指数は終盤にかけて上げ幅を拡大して終了した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支えた。中でもナスダック総合指数が1.67%上昇、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.93%上昇と、ダウ平均(1.09%)より上昇率が大きく、東京市場でハイテク株やグロース(成長)株、半導体関連株などの株価を支える要因となった。また、主要企業の四半期決算発表が佳境となっており、好決算や好業績見通し銘柄への物色意欲が高まっていることも市場のムードを明るくした。一方、日経平均は27500円近辺が心理的な節目として意識されており、ここからの短期的な上値余地は大きくないとの見方があった。また、日本時間の明日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は1月の財新中国製造業PMIが発表される。

 セクター別では、保険業、鉱業、卸売業、サービス業、倉庫運輸関連などが値上がり率上位、陸運業、ガラス土石製品、精密機器が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、リクルートHD<6098>、TDK<6762>、アドバンテスト<6857>、デンソー<6902>、メルカリ<4385>、東京ガス<9531>、オリンパス<7733>、ソシオネクスト<6526>、東エレク<8035>、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>、OLC<4661>、信越化<4063>、三井物産<8031>、キーエンス<6861>、村田製<6981>などが上昇。他方、TOTO<5332>、エプソン<6724>、HOYA<7741>、JR西<9021>、JR東<9020>、味の素<2802>、第一三共<4568>、任天堂<7974>などが下落している。

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