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午後:債券サマリー 先物は急反落、日銀の政策修正思惑が再燃

配信日時:2023/01/27 15:52 配信元:MINKABU
 27日の債券市場で、先物中心限月3月限は急反落。東京都区部の消費者物価指数(CPI)が上振れたことで、日銀の政策修正の観測が改めて強まった。  総務省が朝方発表した1月の東京都区部CPIで、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が104.2と前年同月に比べ4.3%上昇(市場予想は4.2%程度の上昇)し、41年8カ月ぶりの高い水準となったことが日銀の政策修正を意識させた。また、国際通貨基金(IMF)が26日に公表した日本経済に関する審査報告書で、日銀の金融政策運営について長期金利変動の更なる柔軟化が必要と提言したことも影響した。日銀が午後に国債や社債を担保に金融機関に資金を貸し出す「共通担保資金供給オペ」を31日に実施すると通知し、金利上昇を抑制する姿勢をみせたことで下げ渋る場面もあったが戻りは限定的だった。この日の時間外取引で米長期金利が3.5%台に上昇したことも重荷となり、債券先物は引け間際に146円69銭まで軟化する場面があった。  先物3月限の終値は前日比67銭安の146円73銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.015%上昇の0.475%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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