寄り付き概況

日経平均は244円高でスタート、東エレクやアドバンテストなどが上昇

配信日時:2023/01/24 09:20 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27150.43;+244.39TOPIX;1958.89;+13.51


[寄り付き概況]

 24日の日経平均は244.39円高の27150.43円と3日続伸して取引を開始した。前日23日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は254.07ドル高の33629.56ドル、ナスダックは223.98ポイント高の11364.41で取引を終了した。企業決算の本格化を前に警戒感からダウ平均は寄り付き後、下落。しかし、中国経済の活動再開を期待し、世界経済への見通しが若干改善したことも背景に上昇に転じた。インフレピークアウトや利上げ減速に対する期待が強まり、さらなる買い材料となると、相場を押し上げた。ハイテクの買い戻しがさらに相場を支援し、主要株価指数は終日堅調に推移した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ナスダック総合指数が2%超、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5%超の上昇と、ダウ平均(0.76%上昇)に比べ上昇率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株などの株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=130円50銭台と昨日15時頃に比べ70銭ほど円安・ドル高に振れたことが輸出株などの株価を支える要因となった。一方、日銀による金融政策の追加修正への警戒感が払拭できないことに加え、今週から発表が本格化する日米主要企業の四半期決算を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。

 セクター別では、電気機器、輸送用機器、ゴム製品、金属製品、機械などが値上がり率上位、空運業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>、ルネサス<6723>、三菱電<6503>、HOYA<7741>、ZHD<4689>、ソシオネクスト<6526>、OLC<4661>、信越化<4063>、三菱商事<8058>、オリックス<8591>、村田製<6981>、ダイキン<6367>、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、ホンダ<7267>などが上昇。他方、オリンパス<7733>、エーザイ<4523>などが下落している。

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