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テスラCEO「サウジの支援を確信」、非公開化巡る裁判で

配信日時:2023/01/24 05:28 配信元:REUTERS

[サンフランシスコ 23日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラの株式非公開化計画を巡る集団訴訟で、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は23日、非公開化に向けてサウジの政府系ファンドから支援の確約を受けたことは確かだと証言した。

サンフランシスコ連邦裁判所で行われた裁判でマスク氏は、2018年7月31日にカリフォルニア州フリーモントのテスラ工場でサウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)の代表と会ったことを明らかにした。買収価格については議論しなかったが、代表は買収実現に向けて必要なことを行うと明言したという。マスク氏は「PIFは明らかにテスラの非公開化を望んでいた」と述べた。

2018年8月7日、マスク氏は1株当たり420ドルでテスラを非公開化するための「資金を確保した」とツイート。テスラの株価はマスク氏のツイート後に急騰したが、その後、買収が実現しないことが判明すると下落した。

原告側は、マスク氏のうそが原因で「普通の人々」が巨額の損害を被ったと主張している。

この日の証言でマスク氏は、自身が率いる宇宙開発企業「スペースX」の株式を売却すれば買収資金を十分に調達できたと信じており、スペースXの株だけで「資金が確保されたと思った」と述べている。

9人の陪審員は、マスク氏のツイートが株式非公開化に向けた資金調達状況を誇張したことが要因でテスラの株価が人為的に高騰したか、その通りならどの程度効果を及ぼしたかについて判断する。

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