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午後:債券サマリー 先物は続伸、共通担保オペなどが支援材料

配信日時:2023/01/23 15:57 配信元:MINKABU
 23日の債券市場で、先物中心限月3月限は6日続伸。日銀が17~18日の金融政策決定会合で現行の金融緩和策の現状維持を決めたことを背景とした買い戻しが続いた。  前週末20日の米長期債相場が続落(金利は上昇)したことを受け、債券先物は朝方に146円87銭まで軟化する場面があった。ただ、日銀の黒田東彦総裁が20日、世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)のパネル討論で「2%の物価目標を安定的、持続的に達成するため現在の極めて緩和的な金融政策を継続する」と述べたことが下支えとなり、売り一巡後は切り返し。この日の時間外取引で米長期金利の上昇が一服したことも国内債の買いにつながった。午後に入り、国債や社債などの担保を差し入れた金融機関に資金を貸し付ける「共通担保資金供給オペ」(貸付期間5年、貸付予定額1兆円)を通知すると、低利の資金供給を受けた金融機関の資金が国債などに流入し、金利低下が促されるとの見方が広がり、債券先物は一時147円74銭まで上伸した。  先物3月限の終値は前週末比63銭高の147円63銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.025%低下の0.375%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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