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米中古住宅販売、22年12月は1.5%減 12年1カ月ぶり低水準
配信日時:2023/01/21 02:03
配信元:REUTERS
[ワシントン 20日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が20日に発表した2022年12月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比1.5%減の402万戸と10年11月以来、12年1カ月ぶりの低水準となった。減少は11カ月連続となり、1999年以来の長期間の減少が続いている。
ロイターがまとめた全体の市場予想は396万戸だった。中古住宅は米住宅市場の大きな部分を占めており、前年同月比は34.0%減った。
地域別は、横ばいだった西部を除く3地域で減少。
米連邦準備理事会(FRB)による1980年代以来の急速なペースの政策金利引き上げが住宅市場を落ち込ませている。
ただ、住宅ローン金利がこのところ低下しているため、底を打つ時期が近づいているとの期待感も出ている。米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)によると、期間30年の住宅ローン固定金利は今週の平均が6.15%となり、22年9月半ば以来の低水準となった。
22年通年は前年比17.8%減の503万戸と、年間としては14年以来、8年ぶりの低水準。下落率は金融危機が起きた08年以来、14年ぶりの大きさとなった。
22年12月の中古住宅価格の中央値は前年同月比2.3%上昇の36万6900ドル。12月としては最高値だったが、上昇率は20年5月以来の小ささだった。
市場に出ている中古住宅は97万戸。前月より13.4%減ったものの、前年同月比は10.2%増えた。
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