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リオ、23年の出荷は滑り出し好調 中国経済再開で短期的にリスク

配信日時:2023/01/17 10:18 配信元:REUTERS

[メルボルン 17日 ロイター] - 英豪資源大手リオ・ティントは17日、中国の新型コロナウイルス規制解除で短期的には労働力不足や供給網のリスクが生じるとの見通しを示した。一方、2023年の鉄鉱石出荷は好調な滑り出しとなったことを示唆した。

消費者は依然中国の不動産市場に慎重で、世界需要の鈍化が同社の輸出に一定のリスクをもたらしているとした。

中国の不動産部門は昨年、負債を抱えた開発業者がプロジェクトを完成させることができず大きな打撃を受けた。しかし、コロナ規制が先月撤廃され、政府が支援措置を相次いで打ち出したことで市場が活気づいている。

同社の22年第4・四半期鉄鉱石出荷量は3.8%増の8730万トン。年間では3億2160万トンで、ビジブル・アルファがまとめた市場予想の3億2020万トンを上回った。同社の予想は3億2000万─3億3500万トンだった。

バレンジョイのグリン・ローコック氏は「出荷量はおおむね予想通りだった。ガイダンス提示で在庫は健全な水準としており、今年は好調なスタートを切った」と指摘した。

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