みんかぶニュース 為替・FX

午後:債券サマリー 先物は大幅続落、金融緩和策の副作用点検報道が影響

配信日時:2023/01/12 15:37 配信元:MINKABU
 12日の債券市場で、先物中心限月3月限は大幅続落。一部報道をきっかけに日銀の更なる政策修正が意識され、寄り付きから売りが優勢だった。  売り圧力が強まったのは、「日銀は17~18日に開く金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策に伴う副作用を点検する」と伝わったこと。前週には関係者の話として「日銀は昨年12月の会合で決めた長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)の運用見直しの影響と効果を見極めるため、現段階で更なる修正を急ぐ必要はないとみている」との報道があっただけに、改めて警戒感が高まるかたちとなった。朝方の売りが一巡したあとは下げ渋る場面もみられたが、今晩に発表される昨年12月の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとして戻りは限定的。この日は日銀が午前に定例の国債買いオペと指し値オペを、午後には共通担保資金供給オペを通知したが、相場を押し上げるまでには至らず、債券先物は引け間際に一時145円03銭まで押された。  先物3月限の終値は前日比43銭安の145円17銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日と同じ0.500%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ