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午後:債券サマリー 先物は続伸、日銀の更なる政策修正思惑が後退

配信日時:2023/01/06 16:00 配信元:MINKABU
 6日の債券市場で、先物中心限月3月限は続伸。日銀の更なる政策修正の思惑が後退するなか、引けにかけて一段高となった。  債券先物は買い優勢でスタート。5日の米長期債相場は反落(金利は上昇)したものの、東京市場への影響は限定的で、前日に実施された10年債入札を波乱なく通過した安心感が続いているといった様子だった。とはいえ、今晩には米12月雇用統計や米12月ISM非製造業景況指数の発表が予定されているほか、国内はあすから3連休となることから追随買いは広がらなかった。ただ、日銀が「残存期間1年以下」「同1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同10年超25年以下」を対象とした定例の国債買いオペと、「同5年超10年以下」を対象とする臨時のオペを通知したことが投資家心理を下支え。午後2時40分過ぎに関係者の話として「日銀はイールドカーブ・コントロール(YCC)の運用見直しの影響と効果を見極めるため、現段階で更なる修正を急ぐ必要はないとみている」と一部で報じられると、債券先物は146円04銭まで上げ幅を広げる場面があった。  先物3月限の終値は前日比22銭高の145円89銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは0.500%をつけ、YCCの許容変動幅の上限に達した。 出所:MINKABU PRESS

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