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米ネバダ州、メルセデス・ベンツに条件付き自動運転車の公道走行許可

配信日時:2023/01/06 12:31 配信元:REUTERS

[5日 ロイター] - 米ネバダ州自動車管理局は5日、 ドイツ自動車大手メルセデス・ベンツの「ドライブパイロット」技術を搭載した条件付き先端自動運転車(レベル3)の公道走行について、同社の自社認証が完了すれば配備できるようになると発表した。システムに問題があった場合に走行停止できる「最小リスク条件」を満たしていることを同社が証明していると見なし、同局としての試験などは行わない。

メルセデス・ベンツはネバダ州管理局の承認獲得を発表した。法令順守の安全認証書は準備中で、2週間以内に出せる見通しだとした。

同社によると、米自動車技術会(SAE)が定めるレベル3の自動運転システムではドライバーがハンドルから目を離すことが法的に許されるが、必要に応じハンドル制御を再開できるようになっていなければならない。条件の整った幹線道路区間や渋滞時などでは、ドライブパイロット・システムがドライバーから運転を引き継ぐことができるという。

同社の最高ソフトウエア責任者、マグナス・エストベリ氏は同日、記者団に対し、米全州でレベル3自動運転車の公道走行の承認を各州規制当局に求めていく意向を表明。技術的な準備はできていると強調した。

同社はカリフォルニア州で既に申請を出しており、ネバダ州に続き承認されると見込んでいる。

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