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午後:債券サマリー 先物は反発、10年債入札は無難に通過

配信日時:2023/01/05 15:50 配信元:MINKABU
 5日の債券市場で、先物中心限月3月限は8営業日ぶりに反発。前日までの下落で値ごろ感が意識されたほか、4日の米長期債相場が続伸(金利は低下)したことが支援材料となった。  この日は日銀が昨年12月20日に、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)のもとでの10年物国債金利の許容変動幅について、従来のプラスマイナス0.25%からプラスマイナス0.5%に拡大することを決めてから初めてとなる10年債入札が実施された。表面利率は従来の0.2%から0.5%に引き上げられ、水準は14年12月以来8年ぶりの高さ。応札結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)がゼロ銭と前回(22年12月1日)と同じで、応札倍率は4.76倍と前回の6.03倍を下回った。市場では無難な結果と受け止める向きが多く、波乱なく通過した安心感から午後には債券先物が一時145円68銭まで上伸した。  先物3月限の終値は前日比26銭高の145円67銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.035%低下の0.420%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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