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午後:債券サマリー 先物は続落、2度の臨時オペに対し反応限定的

配信日時:2022/12/29 15:37 配信元:MINKABU
 29日の債券市場で、先物中心限月23年3月限は5日続落。午後に入って下げ渋る動きとなったが、年末接近で積極的な売買が見送られるなか戻りは限定的だった。  債券先物は売り優勢でスタート。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの見方などを背景に、米長期金利が前日に一時3.89%と11月中旬以来の高水準をつけたことが影響した。日銀は午前10時過ぎに「残存期間1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同5年超10年以下」を対象とする臨時の国債買いオペと指し値オペを通知したが、投資家心理を上向かせるまでには至らず、午後の取引開始後には145円47銭まで軟化する場面があった。その後、日銀がきょう2回目となる「残存期間5年超10年以下」を対象とする臨時の国債買いオペを通知し、改めて金利上昇を牽制する姿勢をみせたことをきっかけにやや値を戻したものの、日銀の更なる政策修正への警戒感がくすぶっているとあって買いは続かなかった。  先物3月限の終値は前日比13銭安の145円53銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.455%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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