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午後:債券サマリー 先物は続落、欧米の金利上昇が影響

配信日時:2022/12/28 15:43 配信元:MINKABU
 28日の債券市場で、先物中心限月23年3月限は4日続落。欧米の中央銀行が積極的な金融引き締めを続けるとの見方を背景に、前日の欧米金利が上昇した流れを引き継いだ。  欧州中央銀行(ECB)理事会のメンバーでオランダ中銀のクノット総裁がECBの利上げ継続を示唆したとの報道を受け、27日の欧米市場で長期債相場が下落(金利は上昇)したことが国内債に影響した。日銀が中期債を対象とした指し値オペと臨時の国債買いオペを通知し、金利上昇を牽制する姿勢をみせたことで、債券先物はプラス圏に浮上する場面もあったが、日銀の更なる政策修正への警戒感が依然くすぶっているとあって買いは続かなかった。午前の引け前に一時145円53銭まで軟化したあとは下げ渋る動きとなったが、時間外取引で米長期金利が高い水準で推移していたことが重荷となり戻りは鈍かった。  先物3月限の終値は前日比6銭安の145円66銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.450%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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