みんかぶニュース 為替・FX

午後:債券サマリー 先物は続落、長期金利0.455%に上昇

配信日時:2022/12/27 15:46 配信元:MINKABU
 27日の債券市場で、先物中心限月23年3月限は3日続落。値ごろ感から反発して始まったものの、日銀の更なる政策修正への思惑から買いは続かなかった。  債券先物は前日比8銭高の145円97銭で寄り付いた。ただ、前日の欧米市場がクリスマスの振り替えで休場だったことから様子見ムードが広がりやすく、一段と上値を追う勢いには乏しかった。市場ではマイナス金利の解除やイールドカーブ・コントロール政策の撤廃など日銀が一段と緩和を修正するとの警戒感がくすぶっており、10年債利回りの上昇圧力が続くとともに先物も値を消した。この日に実施された2年債入札を無難に通過すると下げ渋る場面もみられたが、手掛かり材料に欠けるとあって戻りは鈍く、引けにかけては再び売りが優勢となった。なお、2年債の入札結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が2銭4厘と前回(11月29日)の1銭から拡大し、応札倍率は3.78倍と前回の4.03倍を下回った。  先物3月限の終値は前日比17銭安の145円72銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.010%上昇の0.455%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ