寄り付き概況

日経平均は164円高でスタート、高島屋やJフロントなどが上昇

配信日時:2022/12/27 09:34 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26570.78;+164.91TOPIX;1914.39;+11.87


[寄り付き概況]

 27日の日経平均は164.91円高の26570.78円と続伸して取引を開始した。前日26日の米国はクリスマスの振り替え休日で全市場が休場。欧州の主要市場も休場だった。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。欧米主要市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、中国の入国制限緩和によるインバウンド(訪日外国人)の回復期待が東京市場で関連銘柄の支えとなった。また、昨日の日経平均が上昇したものの、25日移動平均線からの下方乖離は依然4%を超えており、引き続き押し目買いが入りやすい水準との見方もあった。一方、年末にかけて休暇中の市場関係者が多く、積極的な買いは見送られるとの指摘もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の完全失業率(季節調整値)は2.5%となり前月比0.1ポイント低下した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.5%だった。また、11月の有効求人倍率
(季節調整値)は1.35倍で前月と同水準。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.36倍だった。今日はBTM<5247>、ELEMENTS<5246>が東証グロースに上場した。

 セクター別では全業種が値上がり。空運業、陸運業、小売業、サービス業、不動産業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、高島屋<8233>、Jフロント<3086>、資生堂<4911>、コーセー<4922>、パンパシHD<7532>、良品計画<7453>、JR西<9021>、JAL<9201>、ANA<9202>、エムスリー<2413>、JR東<
9020>、OLC<4661>、小林製薬<4967>、JR東海<9022>、ファーストリテ<9983>、メルカリ<4385>、三井住友<8316>などが上昇。他方、川崎汽船<9107>、大阪チタ<5726>
などが下落している。

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