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午後:債券サマリー 先物は続落、長期金利の上昇が影響

配信日時:2022/12/26 15:55 配信元:MINKABU
 26日の債券市場で、先物中心限月23年3月限は続落。午前は堅調な動きだったが、10年債利回りが上昇するにつれ先物にも売りが増えた。  債券先物は反発してスタートした。前週は日銀の政策修正をきっかけに大きく下落しており、買い戻しが先行。日銀が「残存期間3年超5年以下」「同5年超10年以下」「同10年超25年以下」「同25年超」「物価連動債」を対象とした国債買いオペを通知すると、需給面での買い安心感から146円26銭まで上伸する場面があった。ただ、きょうは米国をはじめ主要な海外市場がクリスマスの振替休日で休場となることから様子見ムードが広がりやすく、積極的に持ち高を傾ける動きは限定的。日銀が一段と緩和を修正するとの思惑も依然としてくすぶっているようで、午後には10年債の利回り上昇が影響するかたちで軟化した。なお、日銀の黒田総裁は日本経済団体連合会の審議員会での講演で、イールドカーブ・コントロールの運用見直しについて「出口の一歩ということでは全くない」と改めて強調した。  先物3月限の終値は前週末比20銭安の145円89銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.075%上昇の0.445%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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