みんかぶニュース 為替・FX

午後:債券サマリー 先物は反落、米金利の上昇基調が重荷

配信日時:2022/12/23 15:56 配信元:MINKABU
 23日の債券市場で、先物中心限月23年3月限は反落。朝方に146円00銭まで軟化したあとは下げ渋ったが、米長期金利が上昇基調にあることが重荷となり戻りは鈍かった。  22日に発表された7~9月期の米実質国内総生産(GDP)確定値や前週分の米新規失業保険申請件数が米景気の底堅さを示す内容となり、米金融引き締めが長期化するとの見方から同日の米長期債相場が下落(金利は上昇)したことが国内債に影響。また、総務省が朝方発表した11月の消費者物価指数(CPI)で、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が前年同月比で3.7%上昇と40年11カ月ぶりの伸び率となったことから、日銀の一段の政策修正を意識する向きもあったようだ。来週26日に日銀の国債買いオペが予定されていることが需給面での下支えとなったが、この日の時間外取引で米長期金利が一時3.7%近辺まで上昇したことから積極的な買いは手控え気味。今晩に11月の米個人消費支出(PCE)をはじめ米経済指標の発表が相次いで予定されていることも上値を重くした。  先物3月限の終値は前日比16銭安の146円09銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.015%低下の0.370%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ