寄り付き概況

日経平均は164円高でスタート、日産自やINPEXなどが上昇

配信日時:2022/12/22 09:37 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26552.43;+164.71TOPIX;1902.57;+9.25


[寄り付き概況]

 22日の日経平均は164.71円高26552.43円と6日ぶり反発して取引を開始した。前日21日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は526.74ドル高の33376.48ドル、ナスダックは162.26ポイント高の10709.37で取引を終了した。ナイキとフェデックスの決算が好調だったことを背景に寄り付きから上昇。2社の好決算は、景気後退が懸念される中でも、企業業績が懸念されているより良い可能性があるとの期待につながった。12月消費者信頼感指数が市場予想を上回ったことも投資家心理の改善を後押しし、相場をサポート。上昇の勢いは長くは続かなかったが、その後は高値圏での推移が続いた。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支えた。また、日経平均が昨日までの5日続落で1700円を超す下げとなったことから、押し目買いも入りやすかった。一方、世界の主要中央銀行による金融引き締め長期化が深刻な景気後退を招くとの懸念が継続し、また、日銀緩和修正を受けた株価の落ち着きどころを探る動きが続くとの見方などが、積極的な買いを手控える要因となったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は12月11-17日に国内株を2週ぶりに売り越した。売越額は6671億円だった。今日は、コーチ・エィ<9339>が東証スタンダードに、jig.jp<5244>が東証グロースに、エージェント・インシュアランス・グループ<5836>が名証メインにそれぞれ上場した。

 セクター別では、鉱業、輸送用機器、ゴム製品、その他金融業、ガラス土石製品などが値上がり率上位、保険業、医薬品、食料品、パルプ・紙、陸運業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、日産自<7201>、SUBARU<7270>、ホンダ<7267>、トヨタ<7203>、デンソー<6902>、SMC<6273>、ディスコ<
6146>、INPEX<1605>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<
9984>、キーエンス<6861>、三菱地所<8802>、ファナック<6954>、日本電産<6594>などが上昇。他方、東京海上<8766>、第一生命HD<8750>、りそなHD<8308>、三井住友<8316>、武田薬<4502>、三菱重<7011>、横河電<6841>などが下落している。

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