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午後:債券サマリー 先物は大幅続落、日銀ショックが尾を引く

配信日時:2022/12/21 15:50 配信元:MINKABU
 21日の債券市場で、先物中心限月23年3月限は大幅続落。前日急落した反動から買いが先行したものの、「日銀ショック」が尾を引くかたちで軟化した。  日銀が20日まで開いた金融政策決定会合で、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)のもとでの10年物国債金利の許容変動幅について、従来のプラスマイナス0.25%からプラスマイナス0.5%に拡大することを決めた影響が続いている。黒田総裁は前日夕の記者会見で「イールドカーブ・コントロールの運用見直しは利上げではない」などと述べたが、市場参加者の間では大規模緩和策が縮小に向かうとの見方が多い様子。日銀は午後に予定されていなかった「残存期間3年超5年以下」と「同5年超10年以下」を対象とする国債買いオペを通知したが、金利上昇を抑えるまでには至らなかった。なお、この日に実施された流動性供給入札(対象:残存期間15.5年超39年未満)の応札倍率は2.89倍(前回は2.90倍)となり、市場では無難な結果と受け止める向きが多かったが、相場の反応は限定的だった。  先物3月限の終値は前日比38銭安の145円76銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは0.480%まで上昇した。 出所:MINKABU PRESS

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