寄り付き概況

日経平均は20円安でスタート、三菱自や三井不などが下落

配信日時:2022/12/21 09:33 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26547.17;-20.86TOPIX;1905.56;-0.03


[寄り付き概況]

 21日の日経平均は20.86円安の26547.17円と5日続落して取引を開始した。前日20日の米国株式市場は小幅に反発。ダウ平均は92.20ドル高の32849.74ドル、ナスダックは1.08ポイント高の10547.11で取引を終了した。サプライズとなった日銀の決定を受け、寄り付きは下落。プラス圏で推移する場面でも長期金利の上昇や主要中央銀行による金融引き締めが景気後退につながるとの懸念が相場の重石となり、上値が抑制された。株式相場が年末にかけて上昇する「サンタクロース・ラリー」への期待も薄れている。方向感に欠ける展開となる中、ダウ・ナスダックともに4日ぶりに反発して取引を終えた。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均の上昇率は0.28%だったが、ナスダック総合指数の上昇率は0.01%にとどまり、また、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は0.31%下落しており、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の重しとなった。さらに、外為市場で1ドル=131円70銭台と昨日15時頃に比べ1円40銭ほどさらに円高・ドル安が進んだことが引き続き輸出株などの買い手控え要因となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、日経平均は昨日までの4日続落で1500円を超す下げとなっており、短期的に下げ過ぎとの見方から、押し目買いも入りやすかったが、寄付き段階では売りが優勢だった。note<5243>、アイズ<5242>、サンクゼール<2937>が東証グロースに上場した。

 セクター別では、輸送用機器、不動産業、電気機器、金属製品、ガラス土石製品などが値下がり率上位、銀行業、保険業、海運業、石油石炭製品、鉱業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、三菱自<7211>、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、デンソー<6902>、三井不<8801>、村田製<6981>、キーエンス<6861>、ルネサス<6723>、メルカリ<4385>、日本電産<6594>、三菱重<7011>、日立<6501>などが下落。他方、三菱UFJ<8306>、りそなHD<8308>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、第一生命HD<8750>、日本郵政<6178>、ニトリHD<9843>、神戸物産<3038>、川崎汽船
<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、東京海上<8766>、NTT<9432>、任天堂<
7974>などが上昇している。

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