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午後:債券サマリー 先物は小幅続落、一時プラス圏に浮上するも買い続かず

配信日時:2022/12/16 15:53 配信元:MINKABU
 16日の債券市場で、先物中心限月23年3月限は小幅続落。朝方の売りが一巡したあとはプラス圏に浮上する場面もあったが、追随買いは広がらず上値は重かった。  債券先物は朝方に一時147円92銭まで軟化した。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化観測に加え、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が15日に開かれた理事会後の会見でタカ派姿勢を強調したことが国内債の重荷となったもよう。また、前日に財務省が実施した20年債入札が低調な結果となった影響が残った面もあった。ただ、前日の米市場では利上げ長期化が景気悪化につながるとの見方から債券が買われており、これが国内債を下支えするかたちで切り返し。日経平均株価が大きく下落したことも安全資産とされる債券の買いにつながり、午後には148円08銭まで上伸する場面があった。とはいえ、日銀の金融政策の修正思惑がくすぶっているほか、今晩には米国とユーロ圏の12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値などの発表を控えていることから、一段と買い上がる勢いには乏しかった。  先物3月限の終値は前日比2銭安の147円98銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日と同じ0.250%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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