みんかぶニュース 為替・FX

米外為市場サマリー:流動性の高いドル需要高まり一時138円10銭台に上昇

配信日時:2022/12/16 07:59 配信元:MINKABU
 15日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=137円78銭前後と前日に比べ2円30銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=146円43銭前後と同1円70銭強のユーロ高・円安だった。  米連邦準備理事会(FRB)が14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2023年末の政策金利見通し(ドットチャート)を引き上げたことで、米金融引き締めの長期化を意識したドル買い・円売りが優勢だった。また、この日に発表された11月の米小売売上高が市場予想を下回り、米景気の悪化懸念から米主要株価指数が大きく下落したことで流動性の高いドルの需要が高まったこともあり、ドル円相場は一時138円17銭まで上伸した。一方、ユーロは対ドルで下落した。欧州中央銀行(ECB)がこの日の理事会で0.5%の利上げと、来年3月から量的金融緩和策として買い入れた国債など資産の規模縮小を決めたことを受けユーロが買われる場面もあったが、積極的な金融引き締めがユーロ圏の景気悪化につながるとの見方が広がるにつれ売りが優勢となった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0628ドル前後と前日に比べて0.0050ドル強のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ