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午後:債券サマリー 先物は反落、朝方の買い一巡後は値を消す

配信日時:2022/12/08 15:38 配信元:MINKABU
 8日の債券市場で、先物中心限月12月限は3日ぶりに反落。前日の米債券高を受けた買いが一巡したあとは伸び悩み、午後は上値の重さが嫌気されるかたちでマイナス圏に沈んだ。  債券先物は買い優勢で始まり、寄り付き直後に149円44銭をつける場面があった。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ長期化が米経済を悪化させるとの見方を背景に、前日の米長期債相場が続伸(金利は低下)したことが追い風。カナダ銀行(中央銀行)が7日に利上げペースの減速や停止時期を探る意向をにじませたことで、各国中銀の利上げ打ち止め観測が一部で浮上したことも債券への買いを誘った。ただ、この日の時間外取引で米長期金利の低下が一服したことが重荷となり、債券先物は徐々に上げ幅を縮小。来週13~14日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、積極的に動きにくいことも上値の重さにつながった。また、23年3月限への限月交代が近づくなか、これに絡んだ売買が影響した面もあるようで、午後には一時148円97銭まで軟化した。なお、この日に実施された5年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が2銭と前回(11月15日)と同じで、応札倍率は3.58倍と前回の3.31倍を上回った。  先物12月限の終値は前日比9銭安の149円06銭となった。一方、現物債市場で新発10年債の取引は、午後3時時点でまだ成立していない。 出所:MINKABU PRESS

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