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午後:債券サマリー 先物は続落、午前は堅調に推移するも午後に軟化

配信日時:2022/12/05 15:58 配信元:MINKABU
 5日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落。午前は前週末の米債券高を手掛かりに堅調な展開だったが、午後に入ると上値の重さが嫌気されるかたちで軟化した。  前週末2日に米労働省が発表した注目の11月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月から26万3000人の増加(市場予想は20万人程度の増加)となり、平均時給は前月に比べて0.6%の上昇(市場予想は0.3%程度の上昇)となった。これを受けた同日の米長期債相場は一時売られる場面があったものの、労働市場の引き締まりを背景とした米利上げの長期化が米景気に影響するとの見方が広がるにつれ買いが流入。米長期金利が低下したことが国内債に買いを促し、債券先物は午前に149円02銭をつけた。ただ、この日は財務省による国債入札や日銀の国債買いオペといった需給面でのイベントがなく、買い一巡後は手掛かり材料難から伸び悩み。また、時間外取引で米長期金利の低下が一服したことも重荷となった。午後はあす実施される30年債入札を前にした持ち高調整の売りなどがみられ、債券先物は一時148円81銭まで軟化した。  先物12月限の終値は前週末比11銭安の148円83銭となった。一方、現物債市場で新発10年債の取引は、午後3時時点でまだ成立していない。 出所:MINKABU PRESS

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