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FRB当局者、バランスシート縮小の早期変更見込まず

配信日時:2022/12/01 09:52 配信元:REUTERS

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は30日、バランスシート縮小を減速させる理由は見当たらないとの考えを示した。FRBで金融調節を担うニューヨーク連銀の総裁も今週、同様の見方を示しており、短期金融市場の状況によってFRBが資産圧縮を早期に終了するとの観測を退けた格好だ。

FRBは償還を迎えた証券の再投資を停止することで、月間約950億ドルの保有資産圧縮を行っている。

バランスシートをどこまで縮小するか、どの程度の期間を要するかなどには言及していないが、一部アナリストは銀行の準備預金が来年、FRBに資産圧縮の減速または停止を迫る水準に減るとみている。

現時点で銀行システムの準備預金は、1年前から約1兆ドル減の3兆ドル。準備預金が十分であれば、FRBの金利コントロールによってフェデラル・ファンド(FF)金利を誘導目標レンジ内に維持することができる。

だが、準備預金の不足が生じると短期金融市場の混乱を招き、金融政策の実施が複雑になる。こうした事態が起きたのは、FRBが前回バランスシートを縮小していた2019年9月だ。

パウエル議長は30日の講演で「準備預金不足に近い状況にはない」と言明。

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁も28日、常に金融業界と状況を確認していると述べた。

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