NY外為市場=ドル下落、リスク通貨に資金流入
[ニューヨーク 22日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが幅広い通貨に対して値下がりした。中国の新型コロナウイルスを巡る懸念が後退し、リスク通貨への買いが強まった。
ユーロ/ドルは0.5%高の1.02965ドルと4日ぶりに反発。
コンベラ(ワシントン)のシニアマーケットアナリスト、ジョー・マニンボ氏は「リスク選好が一時的に回復し、数日間続いたドルの上昇に歯止めがかかった」と指摘。「連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨があす発表されるが、米感謝祭の祝日を控えレンジ取引が支配的だ」とし、「連邦準備理事会(FRB)のタカ派的な見通しがドルの下値を支えている一方、引き締めペース鈍化への期待が上値を抑えている」とした。
豪ドルは0.6%、ニュージーランドドルは0.9%それぞれ上昇した。ニュージーランド中銀が今週、過去最大の利上げを決定すると見込まれている。
英ポンドは0.6%高の1.1885ドル。
暗号資産(仮想通貨)では、ビットコインは2.5%高の1万6161ドル。
ドル/円 NY終値 141.24/141.27
始値 141.16
高値 141.55
安値 141.16
ユーロ/ドル NY終値 1.0302/1.0306
始値 1.0268
高値 1.0307
安値 1.0255