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製薬テバ、年内退任のシュルツCEO後任にノバルティス元幹部

配信日時:2022/11/22 14:29 配信元:REUTERS

[21日 ロイター] - イスラエルの製薬大手テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズは21日、年内に退任するカーレ・シュルツ最高経営責任者(CEO)の後任に、スイス製薬大手ノバルティスのジェネリック医薬品部門サンドや米医薬品大手バイオジェンなどの幹部だったリチャード・フランシス氏を任命した。

就任は来年1月1日付で、社長も兼務する。

フランシス氏は現在は英国の遺伝子治療薬企業ピュアスプリング・セラピューティクスやバイオ医薬品企業フォースフィールド・セラピューティクスの幹部。バイオジェン時代は多発性硬化症治療薬「テクフィデラ」の導入を主導した。

来年にはテバが抗精神病「リスペリドン」の注射剤を導入する一方、米アムジェンが関節リウマチ治療薬「ヒュミラ」のバイオ後続薬を導入する。フランシス氏の人事はタイミングが良いとの声が市場関係者から出ている。

シュルツ氏は2017年にテバCEOに就任。人員削減や工場閉鎖を敢行しテバの多額の債務削減に取り組んだが、投資家には十分に評価されず、株価も大きく下落していた。

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