米国株式市場=下落、中国のコロナ規制強化を懸念
[21日 ロイター] - 米国株式市場は、主要株価指数が下落して引けた。中国が厳格な新型コロナウイルス規制を再開するとの懸念が投資家心理を圧迫した。
中国当局は21日、コロナ感染状況が深刻な地域で企業活動を一時停止し、学校も閉鎖する方針を示した。
ウィン・リゾーツなど中国で事業展開する米国のカジノ事業者が下げた。
米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁が「痛みを伴う景気低迷」を避けるため、当局者は注意を払う必要があると述べたことを受けて、午後に入り株価は下げ幅を縮小した。
クリーブランド地区連銀のメスター総裁も12月の次回会合から利上げ幅を縮小させることもできるとの考えを示した。
原油価格の下げでS&P500エネルギー株指数は一時約3%下落し、4週間ぶり安値を付けた。原油価格はサウジアラビアと他の石油輸出国機構(OPEC)産油国が増産を巡り協議しているとの報道を受け5%超下落した。サウジがこの報道を否定すると、エネルギー株指数は下げを縮小した。
米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーは、ボブ・アイガー氏が最高経営責任者(CEO)に復帰すると発表したことを受けて6.3%上昇した。
米国でのリコールを届け出た電気自動車(EV)大手テスラは6.84%安。。
米取引所の合算出来高は94億3000万株。直近20営業日の平均は118億8000万株。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.27対1の比率で上回った。ナスダックでも1.60対1で値下がり銘柄数が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 33700.28 -45.41 -0.13 33760.30 33864.59 33559.18
前営業日終値 33745.69
ナスダック総合 11024.51 -121.55 -1.09 11091.01 11128.78 10999.75
前営業日終値 11146.06
S&P総合500種 3949.94 -15.40 -0.39 3956.23 3962.00 3933.34
前営業日終値 3965.34
ダウ輸送株20種 14295.49 +40.69 +0.29
ダウ公共株15種 945.37 +6.04 +0.64
フィラデルフィア半導体 2675.83 -48.20 -1.77
VIX指数 22.36 -0.76 -3.29
S&P一般消費財 1079.21 -15.44 -1.41
S&P素材 504.54 +1.90 +0.38
S&P工業 842.06 +3.12 +0.37
S&P主要消費財 786.39 +7.61 +0.98
S&P金融 588.69 +1.98 +0.34
S&P不動産 239.96 +1.71 +0.72
S&Pエネルギー 689.46 -9.73 -1.39
S&Pヘルスケア 1566.48 +0.71 +0.05
S&P通信サービス 164.96 -1.35 -0.81
S&P情報技術 2281.53 -26.07 -1.13
S&P公益事業 349.83 +1.73 +0.50
NYSE出来高 8.50億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 28050 + 80 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 28045 + 75 大阪比