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銀行の流動性、想定よりタイトな可能性 政策に影響も=NY連銀

配信日時:2022/11/19 07:17 配信元:REUTERS

[18日 ロイター] - ニューヨーク連銀は18日、金融システムの流動性が予想ほど潤沢でない可能性があり、米連邦準備理事会(FRB)のバランスシート管理方法に影響を与える可能性があるとの論文を発表した。

ニューヨーク連銀と国際決済銀行(BIS)、スタンフォード大学のエコノミストによるこの論文では、FRBのような機関が銀行システムに潤沢な準備金を供給しているにもかかわらず、多くの銀行が従来と同じように現金の流入と流出を管理する方法を取っている点を指摘。銀行は日々の準備金残高の水準を「希少資源」と見なしているため、FRBのバランスシートが拡大している時でもこれに手を付けず、出金が入金の影響を強く受けることを示しているとし、「準備金残高がかなり少なくなると戦略的に現金をため込む可能性が残っている」と述べた。

準備金の水準はFRBの金融政策実施に影響を与える。準備金が不足すると、それを満たすための現金獲得競争が市場の短期金利に高いボラティリティーをもたらし、FRBが目標とする水準から大きく乖離する可能性がある。

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