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フィリピン中銀、0.75%利上げ 米と同幅で金利差縮小回避

配信日時:2022/11/17 17:21 配信元:REUTERS

[マニラ 17日 ロイター] - フィリピン中央銀行は17日、政策金利の翌日物リバースレポ金利を0.75%ポイント引き上げ5%とした。インフレを抑制し、通貨ペソの一段の下落を回避するのが狙い。

今月3日に0.75%利上げを支持する意向を示していたメダラ中銀総裁は会見で、インフレ圧力を緩和するのに「積極的な金融政策措置」が必要だと述べた。

利上げは今年6回目。翌日物リバースレポ金利は約14年ぶりの高水準となった。

メダラ総裁は、今回の0.75%利上げについて、今月の米連邦準備理事会(FRB)の利上げと同じ幅にして米国との金利差が急速に縮小しないようにする必要があったと説明した。

金利差縮小でペソが下落し、燃料など輸入品価格が上昇。10月の消費者物価指数(CPI)は前年比上昇率が約14年ぶりの高水準だった。

ロイターのエコノミスト調査でも0.75%利上げが予想されていた。

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