欧州での半導体工場増設を支持＝独インフィニオンＣＥＯ

［ミュンヘン　１５日　ロイター］ - ドイツの半導体大手インフィニオンのヨッヘン・ハネベック最高経営責任者（ＣＥＯ）は１５日、ロイターのインタビューで、アジアの半導体供給業者への依存度を下げるため、受託生産会社による欧州での工場増設を支持するとの考えを示した。

ハネベック氏は「われわれは欧州における生産能力の拡大を強く歓迎する」と述べた。

インフィニオンは生産量の約１５％を台湾に依存し、一部の部品は台湾からのみ調達している。

同氏は「われわれは、これらマイクロコントローラーの調達先の拡大を熱望している」と語った。

インフィニオンは１４日、５０億ユーロ を投じてドレスデンに工場を新設し、直径３００ミリメートルの半導体シリコンウエハーの生産能力を拡大する計画を明らかにした。

ハネベック氏はこの計画について、ドイツ政府の支援次第だとした。