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米家計債務、第3四半期に増加 堅調な消費と物価高で

配信日時:2022/11/16 08:40 配信元:REUTERS

[15日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀が15日発表した第3・四半期の家計債務・信用統計によると、家計が抱える負債が前期から3510億ドル増加し16兆5100億ドルとなった。金利の急上昇を受けて住宅ローンの組成が減少した一方、クレジットカードによる借り入れが急増した。

家計の負債は新型コロナウイルス禍前の2019年末比で2兆3600億ドル増えている。

ニューヨーク連銀の調査員、ドンフン・リー氏は発表文で堅調な消費需要と物価上昇を反映し、クレジットカード、住宅ローン、自動車ローンの残高が増加し続けたと指摘した。

調査チームによると、自動車や住宅、ガソリンの価格上昇はどれも家計が債務を増やす要因になったという。

住宅ローンの組成は前期から1260億ドル減少し、6330億ドルとなった。ただ、住宅ローンの債務総額は2820億ドル増加し、9月末に11兆6700億ドルに上った。

クレジットカードの残高は15%増加と、過去20年余りで最大の伸びを記録。全体の延滞率は「非常に低い」レベルにとどまったとした。

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