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リシュモン、生活費上昇で先行きに慎重 第3四半期は純損失

配信日時:2022/11/11 18:12 配信元:REUTERS

[チューリヒ 11日 ロイター] - 「カルティエ」などを傘下に持つスイスの高級ブランド大手リシュモンは11日、物価・生活費の上昇を背景に宝飾品や時計の需要に慎重な見方を示した。

同時に発表した中間決算は純損益が7億6000万ユーロ(7億7672万ドル)の赤字。傘下のユークス・ネッタポルテ(YNAP)の一部売却に関連して27億ユーロの非現金費用を計上した。

継続事業ベースの利益は40%増の21億ユーロ。利益率も改善した。

売上高は24%増の96億7000万ユーロ。アジア太平洋地域が回復したほか、他の全ての地域が2桁の増収を記録した。ロックダウン(都市封鎖)解除が寄与した。

ヨハン・ルパート会長は「再び好調な業績だった」とした上で「欧州と他の主要市場の政治・経済・社会情勢の行方は非常に不透明だ」とし「中央銀行がインフレ抑制を目指し、政府が生活費への深刻な圧力を管理しようとする中、不安定な時代に直面する可能性が高いということしか分からない」と述べた。

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