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米カーライル、第3四半期の分配利益は12%減 資産売却減が響く

配信日時:2022/11/09 03:14 配信元:REUTERS

[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米投資ファンド大手カーライル・グループが8日発表した2022年第3・四半期決算の株主配当に充てる資金を示す分配可能利益は前年同期比で12%減の6億4440万ドルだった。プライベートエクイティ部門の資産売却が減ったのが主因。

税引き後の分配可能利益は1株当たり1.42ドル。金融情報会社リフィニティブによるアナリスト予想平均の1.06ドルを上回った。

第3・四半期のプライベートエクイティファンドは1%、不動産ファンドは2%、インフラ・天然資源ファンドは8%それぞれ上昇。国際金融市場で運用するファンドは横ばいだった。

一般会計原則(GAAP)による純利益は47%減の2億8080万ドル。投資利益が63%減り、現金ベースでの報酬費用の増加が響いた。運用資産は2%減の3690億ドルだった。

カーライルは第3・四半期に105億ドルを投資し、60億ドルの新規資金を調達。2億1300万ドルの手数料関連収益を上げ、740億ドルの未使用資金を留保した。

カーライルは1株当たり32.5セントの配当金を支出することを発表した。

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