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台湾フォックスコン、米新興EVローズタウンの筆頭株主に

配信日時:2022/11/08 09:47 配信元:REUTERS

[7日 ロイター] - 米新興電気自動車(EV)メーカーのローズタウン・モーターズは7日、台湾の電子製品受託生産大手、鴻海科技集団(フォックスコン)が最大株主になると発表した。最大1億7000万ドルの出資に関する契約を関連会社のフォックスコン・ベンチャーズと結んだ。

フォックスコンは今月22日以降に1290万株を購入し、その後さらに2600万株を取得する。これにより株式保有比率は19.3%に達し、創業者スティーブン・バーン氏の17.2%を上回るという。

ローズタウンは今回の株式売却で得る資金をフォックスコンと提携する新たなEV開発・設計プログラムに充て、フォックスコンとの以前の合弁契約を解消する。

同社株は、7日の米市場引け後の時間外取引で7%上昇した。

同社がこれとは別に発表した7─9月期決算は純損益が1億5440万ドルの赤字となり、赤字額は前年同期の9580万ドルから増加した。

EV需要は世界的に急増しているが、サプライチェーン(供給網)の混乱や材料費高騰により、企業が生産を増やして需要に対応するのは困難となっている。

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