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テンセント・百度・微博格下げ=モーニングスターESG部門

配信日時:2022/11/08 01:22 配信元:REUTERS

[7日 ロイター] - 米金融サービスのモーニングスター傘下の環境・社会・企業統治(ESG)格付け部門、サステナリティクスは、中国のネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)、インターネット検索大手の百度(バイドゥ)、短文投稿サイト運営の微博(ウェイボ)の格付けをいずれも引き下げた。中国でのインターネット統制の拡大に関与したことを理由としている。

サステナリティクスは5日、ロイターに対し、企業は人権侵害に加担すべきではないとする国連グローバル・コンパクトの原則の2番目を「順守していない」とし、格下げしたことを明らかにした。

サステナリティクスは「中国でのインターネット検閲は増加の一途をたどっている。テンセント、バイドゥ、ウェイボは中国最大級のインターネットソフトウェアおよびサービス企業であり、中国社会や情報サービス基盤の中心的な機能を果たしているため極めて重要な役割を担っている」と指摘した。

その上で「テンセント、バイドゥ、ウェイボに対する疑惑の範囲は広がり、より多くの利害関係者に影響を与えている。テンセントとウェイボの複数のインスタントメッセージグループ、プライベートおよび公開アカウントなどが禁止され、厳しく検閲されている」と説明した。

テンセントとバイドゥはコメントを控えた。ウェイボは7日のコメント要請にすぐに返答しなかった。

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