中国の人民元建て債券市場、10月は外国勢が買い越し＝関係筋

[上海 １日 ロイター] - １０月の中国オンショア人民元建て債券市場では、外国人投資家が９カ月ぶりに買い越しに転じた。外為規制当局に近い関係筋が１日に明らかにした。

中国債券市場は先月から順調に推移している一方で、世界の金融市場のボラティリティーは上昇しているという。

同筋は「中国経済の着実な回復と金融市場のハイレベルな開放の継続により、元建て債券の海外アロケーションには大きな潜在力と改善の余地がある」と述べた。

中国人民銀行（中央銀行）上海支店が先週末に発表したデータによると、９月の外国人投資家による中国債券の保有高は、８カ月連続で減少し、減少ペースも加速した。減少継続期間は過去最長となった。

人民銀行と中国中央国債登記結算は通常、月の半ばに公式の保有データを発表する。