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午後:債券サマリー 先物は続伸、海外中銀の利上げペース鈍化観測で買い優勢

配信日時:2022/10/27 15:37 配信元:MINKABU
 27日の債券市場で、先物中心限月12月限は4日続伸。海外中央銀行の利上げペースが鈍化するとの観測から買いが優勢だった。  26日に発表された9月の米新築住宅販売件数が前月比で減少するなど、足もとで低調な米経済指標が相次いでいることから、市場では米連邦準備理事会(FRB)が年内に金融引き締めを緩めるとの見方が強まっている。また、前日にカナダ銀行(中央銀行)が0.5%の利上げを決め、前回の0.75%から利上げ幅を縮小したことで海外中銀の利上げペース鈍化観測も広がった。こうしたなか、前日の米長期債相場は続伸(金利は低下)し、この流れが東京市場に波及。債券先物は午前10時過ぎに148円75銭まで上伸する場面があった。ただ、あすに日銀金融政策決定会合の結果発表や黒田総裁の記者会見を控えていることから一段の上値追いには慎重ムード。この日に実施された2年債入札では一定の需要がみられたものの相場の反応は限定的だった。なお、入札結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が9厘と前回(9月29日)の8厘からやや拡大し、応札倍率は4.16倍と前回の4.78倍を下回った。  先物12月限の終値は前日比34銭高の148円66銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて横ばいの0.250%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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