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ムーディーズ、復星国際を格下げ 見通し「ネガティブ」

配信日時:2022/10/26 09:51 配信元:REUTERS

[北京/香港 25日 ロイター] - 米格付け会社・ムーディーズは25日、中国の複合企業、復星国際の格付けをB1からB2に引き下げた。格付け見通しも「格付け見直し中」から「ネガティブ」に変更した。

資金繰り改善と債務負担軽減のため、追加で資産を売却したことが背景。

復星国際は先週、子会社が南京南鋼鋼鐵聯合有限公司の株式60%を最大160億元(21億9000万ドル)で売却すると発表。これに先立ち、復星国際とその子会社は、新華人寿保険、上海豫園旅遊商城などの株式も売却している。

ムーディーズは、復星国際の上場資産の市場価値が「大幅に」悪化しており、資金調達余力が減っていると指摘。保有株式の希薄化と株価下落で復星国際の主要資産の市場価値が、6月末から10月20日にかけて約30%低下したと推定した。

ムーディーズは「現在の市場の弱地合いを踏まえると、復星国際は国内外の公募債券市場で大規模な短期債の借り換えで困難に直面する見通しだ」としている。

復星国際の手元資金は、今後1年以内に満期を迎える短期債務の返済に不十分な水準という。

復星国際のコメントは取れていない。

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