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東京株式(大引け)=84円高、買い一巡後は急速に伸び悩む展開に

配信日時:2022/10/24 15:54 配信元:MINKABU
 週明け24日の東京株式市場はハイテク主力株などを中心にリスク選好の地合いとなり日経平均は一時400円以上の上昇をみせる場面もあった。ただ、後半は上げ幅を急速に縮めている。  大引けの日経平均株価は前営業日比84円32銭高の2万6974円90銭と3日ぶり反発。プライム市場の売買高概算は10億3097万株、売買代金概算は2兆6027億円。値上がり銘柄数は904、対して値下がり銘柄数は858、変わらずは75銘柄だった。  きょうの東京市場は買い優勢の地合い。前週末の米国株市場でNYダウが700ドルを超える上昇をみせるなど、主要株価指数が大きく水準を切り上げたことを受けリスクを取る動きが優勢となった。米国株市場ではFRBの金融引き締め減速観測が浮上、これをきっかけに長期金利も上昇一服となり株式市場に投資資金を引き寄せる格好となった。東京市場もこれに追随して日経平均は寄り付き時点で2万7000円台を回復したが、その後も一段と上値を伸ばし、400円あまりの上昇で2万7300円台まで駆け上がる場面もあった。ただ、買い一巡後は上値が重くなった。中国の習近平国家主席が発足させた最高指導部が習氏の側近で固められていることを嫌気して香港株市場が急落しており、この影響が東京市場にも及ぶ形となった。  個別では、断トツの売買代金をこなしているレーザーテック<6920.T>が上値追い鮮明となっているほか、東京エレクトロン<8035.T>も上昇するなど半導体主力株に物色の矛先が向いている。このほか、日本郵船<9101.T>や商船三井<9104.T>など海運大手への買いが目立つ。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも堅調。SHIFT<3697.T>が値上がり率トップに買われ、ラクス<3923.T>が商いを伴い値を飛ばした。Sansan<4443.T>も物色人気。低位ではリブセンス<6054.T>が買いを集めた。  半面、ファーストリテイリング<9983.T>が軟調、エーザイ<4523.T>も値を下げた。JR東海<9022.T>など電鉄株も目先利益確定の売り。オーバル<7727.T>が急落、ギフティ<4449.T>も大幅安。西松屋チェーン<7545.T>、くら寿司<2695.T>、エイチ・ツー・オー リテイリング<8242.T>、ウエルシアホールディングス<3141.T>など消費関連株が利食われた。 出所:MINKABU PRESS

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