寄り付き概況

日経平均は275円安でスタート、大阪チタやリクルートHDなどが下落

配信日時:2022/10/20 09:47 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26981.75;-275.63TOPIX;1890.05;-15.01

[寄り付き概況]

 20日の日経平均は275.63円安の26981.75円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日19日の米国株式市場は反落。ダウ平均は99.99ドル安の30423.81ドル、ナスダックは91.89ポイント安の10680.51で取引を終了した。企業決算を好感した買いに寄り付き後、上昇。その後、長期金利の上昇で警戒感が再燃し、下落に転じた。引けにかけて金利が一段と上昇すると、主要株式指数も一段安となり取引を終了した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均が昨日までの2日間で500円近く上昇したことから短期的な戻り待ちの売りも出やすかった。一方、外為市場で1ドル=149円80銭台と昨日15時頃に比べ50-60銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価を支えた。また、昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落する一方、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)
は上昇しており、東京市場で半導体関連株の株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された9月の貿易収支は2兆940億円の赤字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は2兆1673億円の赤字だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は10月9-15日に国内株を2週連続で買い越した。買越額は4088億円だった。今日はビジネスコーチ<9562>が東証グロースに上場した。

 セクター別では、精密機器、海運業、機械、ガラス土石製品、電気機器などが値下がり率上位、鉱業、ゴム製品、空運業、電気・ガス業、石油石炭製品が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、大阪チタ<5726>、リクルートHD<6098>、エムスリー<2413>、メルカリ <4385>、ソフトバンクG<9984>、HOYA<7741>、オリンパス<7733>、信越化<4063>、SHIFT<3697>、ソニーG<6758>、ダイキン<6367>、キーエンス<6861>、川崎汽船<9107>などが下落。他方、INPEX<1605>、マツキヨココ<3088>、ダブル・スコープ<6619>、ブリヂストン<5108>、ANA<9202>、シマノ<7309>、JAL<9201>、などが上昇している。

<FA>

Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.

ニュースカテゴリ