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20日の株式相場見通し=売り優勢か、米株反落受け戻り一服局面に

配信日時:2022/10/20 08:00 配信元:MINKABU
 20日の東京株式市場は主力株などに売りが優勢となり、日経平均株価は戻り一服となりそうだ。前日の米国株市場では、原油価格の大幅上昇などを背景に米長期金利が4.1%台まで水準を切り上げたことを嫌気して買い手控えムードが広がり、NYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が揃って反落した。またFRB高官のタカ派的発言が金融引き締め強化への懸念を再び高め、投資家心理を冷やす形となった。このほか、発表された英国の消費者物価指数(CPI)の伸び率が非常に高い水準だったことも警戒されている。しかし、米企業の決算発表は事前予想を上回る内容が相次いでおり、これを支えに押し目買いの動きも活発で下げ幅は両指数とも限定的だった。東京市場では週明けは日経平均が反落して始まったものの、その後は2営業日で480円あまりの上昇を示すなど戻り足を強めている。ただ、きょうは米株市場が軟調だったことで上値の重い展開を強いられそうだ。一方、日米金利差を背景に外国為替市場では1ドル=150円台目前までドル高円安が進んでおり、これは全体相場にポジティブ材料として働く公算が大きい。  19日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比99ドル99セント安の3万423ドル81セントと3日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同91.894ポイント安の1万680.508だった。  日程面では9月の貿易統計、9月の主要コンビニエンスストア売上高など。海外では9月の豪失業率、インドネシア中銀とトルコ中銀の政策金利発表、10月の中国最優遇貸出金利、10月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数、9月の米景気先行指標総合指数、9月の米中古住宅販売件数など。 出所:MINKABU PRESS

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