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Appier Research Memo(5):包括的なAIソリューションをワンストップで提供(3)
配信日時:2022/10/19 16:45
配信元:FISCO
■会社概要
(4) 戦略的なM&Aによるポートフォリオの拡大
Appier Group<4180>は内製でのソリューション開発に加えて、既存ソリューションとの補完性を勘案しながら戦略的にM&Aを行うことでポートフォリオを拡大してきた。一例を挙げると、2018年にはインドのQuantumgraph Solutions Private Limited.を、2019年には日本のEmotion Intelligence(株)を買収した。両社のソリューションを同社の最先端のAI機能を活用し再設計・改良することで「AIQUA」と「AiDeal」を開発し、顧客拡大に寄与している。また、2021年には「BotBonnie」を提供する台湾のBotBonnie Inc.を買収し、「BotBonnie」を複数の言語にローカライズし、サービスを提供するチャネルをLINE、FacebookからInstagram、WebChat、WhatsAppへ拡大することで販売地域及びターゲットユーザーを拡大した。
同社は、進出する領域を特定し、同社グループのソリューションや事業展開地域を補完する適切なターゲットを体系立てて探し出し、買収したソリューションを同社システムと融合させ、同社の最先端のAI機能を活用し再設計・改良することで顧客を拡大してきた。今後も同様の手法で新製品の開発や進出地域の拡大を図っていく考えだ。
(5) アジア太平洋地域にまたがる顧客基盤
同社は創業以来グローバルに事業を拡大し、2021年12月期末時点で17都市にオフィスを構えている。主要地域である北東アジア(日本及び韓国)、グレーターチャイナ(台湾、香港及び中国(海外展開のみ))、東南アジアが継続的に成長していることに加え、2020年12月期に進出した米国も急成長しており、2022年12月期第2四半期において米国は売上収益全体の10%を越えるまで拡大している。同社はそれぞれの国・地域に合わせて体系的に事業を拡大できるよう、ノウハウ、インフラ、人材を整えており、今後のグローバル展開にも積極的に活用していく方針だ。
また、幅広い業種の顧客を有することも強みとなっている。2021年12月期の業種別売上構成比はEコマース46%、ゲーム&エンターテインメント28%、その他インターネットサービス13%、消費財ブランド&金融サービス10%、その他3%であった。顧客基盤を多様化しリスクの分散を図ることで、安定した収益を実現していると弊社では評価している。
(6) グローバルなセールスチームによる事業拡大
同社は、国際的かつ経験豊富なセールスチームをアジア太平洋、欧州及び米国の主要な市場に展開しており、独自の市場獲得戦略によって事業拡大及び顧客基盤構築を実現している。さらに、導入後は顧客のニーズを把握し、利用促進を図るカスタマーサクセスチームが対応している。これにより利用促進と定着が図られ、アップセルとクロスセルを実現している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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(4) 戦略的なM&Aによるポートフォリオの拡大
Appier Group<4180>は内製でのソリューション開発に加えて、既存ソリューションとの補完性を勘案しながら戦略的にM&Aを行うことでポートフォリオを拡大してきた。一例を挙げると、2018年にはインドのQuantumgraph Solutions Private Limited.を、2019年には日本のEmotion Intelligence(株)を買収した。両社のソリューションを同社の最先端のAI機能を活用し再設計・改良することで「AIQUA」と「AiDeal」を開発し、顧客拡大に寄与している。また、2021年には「BotBonnie」を提供する台湾のBotBonnie Inc.を買収し、「BotBonnie」を複数の言語にローカライズし、サービスを提供するチャネルをLINE、FacebookからInstagram、WebChat、WhatsAppへ拡大することで販売地域及びターゲットユーザーを拡大した。
同社は、進出する領域を特定し、同社グループのソリューションや事業展開地域を補完する適切なターゲットを体系立てて探し出し、買収したソリューションを同社システムと融合させ、同社の最先端のAI機能を活用し再設計・改良することで顧客を拡大してきた。今後も同様の手法で新製品の開発や進出地域の拡大を図っていく考えだ。
(5) アジア太平洋地域にまたがる顧客基盤
同社は創業以来グローバルに事業を拡大し、2021年12月期末時点で17都市にオフィスを構えている。主要地域である北東アジア(日本及び韓国)、グレーターチャイナ(台湾、香港及び中国(海外展開のみ))、東南アジアが継続的に成長していることに加え、2020年12月期に進出した米国も急成長しており、2022年12月期第2四半期において米国は売上収益全体の10%を越えるまで拡大している。同社はそれぞれの国・地域に合わせて体系的に事業を拡大できるよう、ノウハウ、インフラ、人材を整えており、今後のグローバル展開にも積極的に活用していく方針だ。
また、幅広い業種の顧客を有することも強みとなっている。2021年12月期の業種別売上構成比はEコマース46%、ゲーム&エンターテインメント28%、その他インターネットサービス13%、消費財ブランド&金融サービス10%、その他3%であった。顧客基盤を多様化しリスクの分散を図ることで、安定した収益を実現していると弊社では評価している。
(6) グローバルなセールスチームによる事業拡大
同社は、国際的かつ経験豊富なセールスチームをアジア太平洋、欧州及び米国の主要な市場に展開しており、独自の市場獲得戦略によって事業拡大及び顧客基盤構築を実現している。さらに、導入後は顧客のニーズを把握し、利用促進を図るカスタマーサクセスチームが対応している。これにより利用促進と定着が図られ、アップセルとクロスセルを実現している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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