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１９日の株式相場見通し＝続伸、世界株高の流れに乗るも上値重い展開か

配信日時：2022/10/19 08:01 配信元：MINKABU

　１９日の東京株式市場は、主力株をはじめ幅広く買いが先行する地合いが続き日経平均株価は続伸しそうだ。ただ、２万７０００円台前半は戻り待ちの売りも厚く、上値の重い展開となることが予想される。世界的な株高局面が続いており、前日は中国を除くアジア株や欧州株がほぼ全面高に買われたほか、米国株市場でもＮＹダウが３００ドル超の上昇をみせるなど強調展開を維持した。米企業の決算発表が本格化するなか、事前見通しよりも業績内容が悪くないとの見方が広がり、景気敏感株などを中心に買われ全体指数を押し上げている。これを受けて東京市場でも強気優勢の展開で空売り筋の買い戻しなどを誘発しそうだ。米長期金利の上昇を背景に外国為替市場では円安基調が続いていることも輸出セクター中心にポジティブ材料として働く。一方、国内企業の四半期決算発表シーズンを控え、上値を積極的に買い進む動きも見込みにくい。足もとでは目先筋の利益確定売りも想定されるなか日経平均の上げ幅は限定的となる可能性がある。　１８日の米国株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比３３７ドル９８セント高の３万５２３ドル８０セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同９６．６０１ポイント高の１万７７２．４０２だった。　日程面では、９月の訪日外国人客数など。海外では９月の英消費者物価指数（ＣＰＩ）、９月のユーロ圏消費者物価指数（ＨＩＣＰ）改定値、９月の米住宅着工件数な、アジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）財務大臣会合（～２０日）など。出所：MINKABU PRESS