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東京株式(大引け)=380円高、欧米株高と円安を追い風に切り返す

配信日時:2022/10/18 15:46 配信元:MINKABU
 18日の東京株式市場は前日の欧米株高を受け主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となり、日経平均株価は大きく切り返し2万7000円台を回復した。  大引けの日経平均株価は前営業日比380円35銭高の2万7156円14銭と急反発。プライム市場の売買高概算は11億672万株、売買代金概算は2兆7486億円。値上がり銘柄数は1587、対して値下がり銘柄数は208、変わらずは42銘柄だった。  きょうの東京市場は、朝方から大きくリスクオンに傾いた。前日の欧州株市場が全面高に買われたほか、米国株市場でもハイテク株中心に買い戻されナスダック総合株価指数の上げが際立つ展開だったことから、これに追随する形で半導体や電子部品株など中心に投資資金が流入した。外国為替市場で円安が進んでいることを背景に、内需株もインバウンド関連などに高いものが目立った。前場は日経平均が伸び悩んだものの、後場に入ると買い直される展開に。米株先物が大きく上昇したほか、アジア株市場も総じて堅調で投資家の強気心理が増幅される格好となった。値上がり銘柄数は1600近くに及びプライム市場の86%強の銘柄が上昇した。売買代金も2兆7000億円台で前日を上回った。  個別では、レーザーテック<6920.T>が高く、東京エレクトロン<8035.T>も後場買い直されるなど半導体関連株が強い動き。ファーストリテイリング<9983.T>、リクルートホールディングス<6098.T>などが買われ、JR東日本<9020.T>も値を上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>も商いを伴いしっかり。マネーフォワード<3994.T>が活況高で値上がり率トップ。Sansan<4443.T>、ラクス<3923.T>が値を飛ばし、KLab<3656.T>も物色人気。ソースネクスト<4344.T>なども商いを膨らませ大幅高となった。  半面、ソフトバンクグループ<9984.T>が冴えず、東芝<6502.T>も売りに押された。日本国土開発<1887.T>は急落、イオンファンタジー<4343.T>が大きく値を下げたほか、富士石油<5017.T>、マツキヨココカラ&カンパニー<3088.T>なども下落した。東京都競馬<9672.T>も下値を探った。 出所:MINKABU PRESS

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