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パリモーターショー開幕、ルノーなどがフランス製新EV発表

配信日時:2022/10/18 14:14 配信元:REUTERS

[パリ 17日 ロイター] - フランスで17日、パリモーターショーが開幕した。マクロン大統領が低所得層向け電気自動車(EV)購入補助金の増額を発表し、現地生産の拡大を推進する中、 仏ルノーや欧米ステランティスがフランス製の新型EVを発表した。

マクロン氏は経済紙レゼコーのインタビューで、低所得層向け補助金を来年に6000ユーロから7000ユーロ(6826ドル)に引き上げると述べた。その他の層では5000ユーロに減額されるという。

また、低所得層が月100ユーロでEVを利用できる「ソーシャルリース」制度を2024年初めに開始することも明らかにした。

「われわれはフランス車の購入を促進する産業戦略を展開している」と述べた。

フランスでは中国の自動車ブランドが強い存在感を示しており、国内メーカーが販売する完全EVモデルはほとんどが海外で組み立てられている。

ステランティスは「プジョー308」と「プジョー408」のEV版を発表。これらモデルは仏東部ミュルーズで組み立てられる予定という。

カルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)は「ステランティスは欧州、特にフランスの自動車産業を保護すると表明していた。それが現実になる」と述べた。同社がフランスで生産するモデル数は近く6から12に倍増するとした。

ルノーが発表した新型EV「ルノー4」はフランス北部のモブージュ工場で生産され、25年に発売される予定だ。

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