寄り付き概況

日経平均は391円高でスタート、リクルートHDやエムスリーなどが上昇

配信日時:2022/10/18 09:39 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27167.73;+391.94TOPIX;1902.00;+22.44


[寄り付き概況]

 18日の日経平均は391.94円高の27167.73円と反発して取引を開始した。前日17日の米国株式市場は反発。ダウ平均は550.99ドル高の30185.82ドル、ナスダックは354.41ポイント高の10675.80で取引を終了した。英国の財政刺激策の撤回で同国の財政悪化をきっかけにした世界金融市場混乱へのリスク警戒感が緩和し、寄り付き後上昇。また、銀行の予想を上回った決算が好感されたほか、長期金利の低下も手伝い、終日堅調に推移した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に反発したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ナスダック総合指数が3%台、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2%台の上昇と、ダウ平均(1.86%上昇)
より上昇率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。一方、中国国家統計局が今日予定していた7-9月の国内総生産(GDP)などの公表を延期すると発表したことから中国景気の不透明感を意識する向きがあった。また、外為市場で一時1ドル=149円00銭近辺と昨日15時頃に比べ20-30銭ほど円安・ドル高に振れたことに関しては、輸出株などの株価の支えとなる一方、輸入価格の上昇による企業業績の下押し要因となることが懸念されたが、寄付き段階では買いが優勢だった。

 セクター別では、保険業、精密機器、機械、電気機器、情報・通信業などが値上がり率上位、海運業、鉱業、空運業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、リクルートHD<6098>、エムスリー<2413>、SHIFT<3697>、東京海上<8766>、メルカリ <4385>、エーザイ<4523>、第一三共<4568>、HOYA<7741>、日立<6501>、JR東<9020>、日本電産<6594>、ソニーG<6758>、ダイキン<6367>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>などが上昇。他方、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、INPEX<1605>、JAL<9201>などが下落している。

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