寄り付き概況

日経平均は305円安でスタート、レーザーテックや東エレクなどが下落

配信日時:2022/10/17 09:36 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26785.02;-305.74TOPIX;1881.23;-16.96


[寄り付き概況]

 10月17日の日経平均は前週末比305.74円安の26785.02円と大幅反落でスタート。14日の米国市場でダウ平均は403.89ドル安の29634.83ドル、ナスダックは327.76ポイント安の10321.39で取引を終了。ロシアのプーチン大統領がウクライナ都市への大規模攻撃についてタカ派な姿勢を弱める発言をしたため地政学的リスクが低下。また、英国のトラス首相が財務相を交代、法人税率引上げ凍結撤回を発表したため金融市場混乱への懸念も緩和した。投資家心理が改善するなか株式は上昇してスタート。しかし、10月ミシガン大消費者信頼感指数や同指数の期待インフレ率が予想を上回ると連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げ観測がさらに強まり長期金利上昇とともに売りが再燃。引けにかけて下げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比425円安の26625円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から本日の日経平均は売り先行で取引を開始。ナスダックの下落率も大きかったことから、売り一巡後の押し目狙いの動きもやや慎重なようだ。

 東証プライム市場の売買代金上位では、三菱UFJ<8306>、商船三井<9104>、日本郵船
<9101>、川崎汽船<9107>などが上昇する反面、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ソニーグループ<6758>、ベイカレント<6532>、キーエンス<6861>、信越化<4063>、エーザイ<4523>、SHIFT<3697>、メルカリ<4385>などが下落。業種別では、鉱業、精密機器、卸売業などが下落率上位で推移。

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